Vol. 1 はじめに (2001/02/22)

色々な作物を栽培する全国各地の農家の中で、農業機械の定番と言えば、まずはトラクターが上げられるであろう。我が家でも1975年頃に購入したシバウラと、1996年製の最新(?)のクボタのトラクターを所有しています。シバウラは現役こそ引退はしたものの、除雪にはまたまだ元気に活躍しています。トラクターはビックリするぐらいの耐久性を誇り、購入から20年経過しても当然の様に使われている物も珍しくはありません。
トラクターが一般的に使われるようになったのが70年代になってからであり、1950〜60年代はごく一部の大規模な農場や牧場に限られていたようです。このころは国産メーカーは乗用トラクターの製造を始めたばかりであり、ほとんどが海外からの輸入車であったようです。今なお有名な、ジョンディア、ファーガソン、フォード、インターナショナルなど。現在はスポーツカーメーカーとして有名なポルシェも、当時はトラクターを製造していて日本にも輸入されていたようです。この他、4輪メーカーのランボルギーニやフィアットは現在でも農機具メーカーでもあり、トラクターも製造しています。しかし、ランボルギーニのトラクターを日本で見かけるのはカウンタックやディアブロを見るより難しいでしょう。
トラクターがいくら耐久性があると言っても、1950〜60年当時のトラクターは現在は見ることがなくなりました。実用車の典型とも言えるトラクターは、耐用年数が経過し、役目が終われば鉄くずとして再利用される運命となったのでしょう。(最近では、市場性が無くなった古い物は東南アジア向けに輸出されているようです)
さて、前置きが長くなりましたが、私はりんご園の経営という農に携わる人間として、また、メカ好きであることの理由から、古いトラクターを手に入れたいと以前から考えておりました。構想としては、1960年頃の、時代を感じられる絵になるようなトラクターを綺麗に仕上げ、当時の排気音を轟かせたいと思っています。今だからまだ間に合うかも知れないこの企画、随時皆様に経過を報告して行くつもりです。気長にお付き合い下さい。

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