中国・西安視察旅行編
その1 まずは観光から

2000年7月、月夜野町りんご観光組合の有志11名で、中国・西安に視察旅行へ行って来ました。なんでも中国では、見渡す限りのりんご畑で、日本の「ふじ」を栽培しているとの情報を元に、いかなる栽培方法で、どんな品質のりんごを作っているのか?この目で見るのが主な目的です。その他、市内の散策や現地の食事が口に合うのか?などなど、楽しみ盛りだくさんの旅、胃腸薬をバックに詰め込んで出発です。

西安市街の中心部に建つのが、この鐘楼(ジョンロウ)。
なんでも戦の時には、物見台や司令部になったり、鐘を鳴らして
時間の告知など、街の中心機能を果たしていたらしい。
今は、夜にはライトアップされ、街のシンボルとなっています。

西安とは・・・ 中国西北部、陝西(せんせい)省の省都である西安は、関中平原の中部に位置し、市の面積は約1万平方キロで人口は650万。シルクロードの起点として有名です。気候は四季がはっきりあり、一番暑いのが7月で、私たちが訪問した時も、ジリジリと大変な暑さでした。大陸性気候のため、年間を通して乾燥した気候です。


◇暫し観光・・・

見どころ 西安最大の見どころが、中国で初めて統一王朝を建国した皇帝、秦の始皇帝の陵墓でしょう。中でも、陵墓を守る埋葬物として、1974年に地元の農民が井戸を掘っていて偶然発見した兵馬俑は、皇帝の威厳を今に伝えています。



小高い山が始皇帝陵。
この中には、まだまだ壮大な歴史とロマンが埋もれています。(世界文化遺産の文字が)



兵馬俑は陵墓を守る焼き物の埋葬物。
等身大の兵士像や馬など6千数百体あり、顔の作りも一体づつ微妙に異なっています。いかに莫大な労力が費やされたかを物語っています。現在も発掘中で、中国の歴史には驚くばかりです。
交通 西安到着後、まず第一印象で感じたことは、交通ルールの違いでしょう。信号機はあるのですが、車も歩行者も守っている様子がありません。青信号で横断歩道を渡っていても車(タクシーやバスまで)がドンドン突っ込んで来ます。車の流れの中に取り残されながら道路を横断します。ホーンの音が一日中響き渡ってました。(警笛ではなく、合図的な使い方)交通ルールは、中国人同士は以心伝心で大丈夫と言ってましたが、旅行中何度か事故を目撃しました。

鐘楼の上から見ると、このように広い道路が鐘楼を中心点に東西南北に広がります。道幅が広くて整然としている様ですが、交通ルールが今ひとつ。平日の通勤時間には自転車とバイクが急に増えます。

一般の人は車は持たず、バスかタクシーを利用しています。走っている車は、荷物を運ぶトラックとバスやタクシーなど営業車がほとんどでした。写真の赤いのがスズキ・アルトのタクシーです。初乗り5元(日本円で約65円)と安くて市内の移動には便利です。しっかり料金メーターも付いていて安心です。ただ、かなりのボロもあり、同行した人の中には、ドアが閉まらず押さえて乗った人もいたとか。
市街地 西安市街地の第一印象は、予想以上に近代的なこと。ホテル、レストラン、デパートなど近代的な建物が建ち並び、お洒落をした女性が街を歩き、携帯電話で話す若者、公園ではスケボーやキックスケターに乗る若い男性も見かけました。デパートに入れば、日本やEUの高級ブランド品が並び、日本と比べても見劣りしない位の品揃えでした。但し、高級輸入品の値段は、日本での価格と同じ位で、一般人が簡単に購入できる値段ではないでしょう。自由主義の風が中国でも吹くようになり、国と人々の暮らしは豊になりましたが、貧富の差が大きく開いてしまったことが、街を歩いていても目の当たりに感じました。ここ西安でも地下鉄を整備する計画だそうで、近代文明と50年前の日本が混在するような街の風景です。



宿泊したホテルの窓からは、立ち並ぶ高層の住宅が見えます。でも、そんな景色の中で中国を感じたのは、朝、部屋の窓を開けると、毎日漂ってくる石炭の燃えるにおいかな。

その2 そしてりんご園へ に続く


※このレポートは、私の主観的な観念に基づくものです。

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